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年末の風物詩「松市」が数十年ぶりに復活 松飾りの販売や飲食店ににぎわい 群馬・高崎市倉賀野町

发布时间:2024-01-08 人气:43 作者:郝

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群馬県高崎市倉賀野町の年末の風物詩だった、松飾りなどを販売する「松市」が数十年ぶりに復活した。地域を盛り上げようと地元有志が現代風にアレンジした「Kuragano松市」を昨年12月17日、倉賀野神社や周辺で開催。多くの親子連れでにぎわった。地元有志は手応えを感じ、「再び冬の風物詩に」と次回以降の開催へ意欲を見せている。

 主催した実行委によると「倉賀野松市」は昭和年代に、中山道につながる倉賀野駅前通りを中心に開かれていた。正月の松飾りを扱う露店商や、飲食物を売る屋台が軒を連ねて盛況だった。ただ、安価な松飾りが流通したり、紙製のものに置き換わったりといった時代の変化を受け、平成に入って自然消滅した。

 町内で自習室や子ども食堂を開く大木茂行さん(55)が「倉賀野のオリジナリティーを生かし、まちを盛り上げられれば」と復活を提唱。賛同した町内のゲストハウス「さんぽ屋」代表の永田和也さん(38)や地元県議らとともに9月ごろから準備を進めた。

 当日は、現代風にアレンジした松飾りを扱う花屋をはじめ、和菓子やパンを販売する飲食店、雑貨店など計13店舗が並び、松飾りを買い求める客らでにぎわった。松飾り作りの体験ブースもあり、子どもたちから「参加して良かった」と好評だったという。

 大木さんは「多くの人に参加してもらい、まちの活性化、文化の継承の両方で意義があった」と手応えを語る。次回以降も続けたい考えで「歴史や伝統、風習を大事にしながら新たな文化も生み出したい。冬の風物詩になれば」と期待した。


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