稲葉学園高の山崎さんが「なでしこ２部」へ　女子サッカー「日本を代表するGKに」

竹田市竹田の稲葉学園高３年山崎彩永（さえ）さん（１８）が、女子サッカー「なでしこリーグ２部」の大和シルフィード（神奈川県）に入団する。同校から同リーグに進む生徒は初めて。「後輩にも挑戦する人が現れ、同じ舞台で戦うのを楽しみにしている」と話した。
　同校は２０１８年度に女子サッカー部を創設。全国から集まった部員に対し、ハイレベルな育成環境を提供している。現在、生徒２８人が所属し、全国大会出場などを目指している。
　山崎さんは横浜市出身。小学４年から競技を始め、中学２年からはゴールキーパーを担う。同校の指導者から誘われて竹田市で高校生活を送った。
　横田悠樹監督（３５）は「失点を防ぐだけでなく攻撃の好機を広げるパスも出せる選手。自主練習に励み、学業も怠らない」と評価。同校を運営する学校法人の狩生浩司理事長（６４）は「進路をかなえてくれてうれしい。同じ目標を持つ後輩の励みになる」と語った。
　２４日に竹田市役所を訪問し、土居昌弘市長に入団を報告した山崎さんは「竹田市は自然が豊かで人も温かい。目標は日本を代表するゴールキーパー。市や学校に良い報告ができるよう頑張る」と意気込んだ。

＜メモ＞
　大和シルフィードは中学生チームとして１９９８年に発足。２０１４年にトップチームを設立し、１９年シーズンからなでしこリーグ２部に参戦している。昨シーズンは勝ち点２９（８勝５分け９敗）で６位。