Uターン、きょうピーク　地震に羽田事故、影響は

年末年始を古里や行楽地で過ごした人らのUターンラッシュが3日、ピークを迎える。石川県で最大震度7を観測した地震で運転を見合わせた上越、北陸の両新幹線は2日午後に全線再開したばかり。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の正月で混雑が見込まれる中、羽田空港で2日に起きた日航機と海上保安庁機の衝突事故も旅客の足に影響しそうだ。

　JR各社によると、石川県の地震の影響で各新幹線は1日、大規模な運転見合わせが発生した。東北と東海道は同日中に全線再開。上越と北陸は2日午後までかかった。

　JR旅客6社が2023年12月12日に発表した年末年始期間（12月28日～24年1月4日）の新幹線、在来線の指定席予約数は22年度比44％増の350万席。コロナ禍前の18年度比でも8％増えた。

　航空会社が23年12月22日に公表した年末年始期間（12月28日～24年1月3日）の予約状況は、全日空と日航の合計がコロナ禍前の19年度比で国内線85％、国際線66％の水準まで回復した。